ルネ•ラリックシルフィードのブローチ

A.C.T.Y news

【No.126】A.C.T.Y news

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ALEXANDRITEアレキサンドライト(無処理)

1830年にロシアのウラルでまず発見され、1900年近くになってスリランカ、そして1987年にブラジルのミナスジェライス州で良質のものが大量に産出されました。

しかし、その後ブラジルでの産出が振るわず、希少性は高くなっています。

ロシア•ウラル産

アレキサンドライト

グリーンから赤紫にはっきりと変わるのが特徴です。しかし内包物が多いものが大部分で、良質なものは限られています。

スリランカ産

アレキサンドライト

ロシア産よりも大きなものも産出しますが、若干黄色みのあるグリーンで、一般的に赤への変化が他の産地のものに比べ弱いのが特徴です。

ブラジル産

アレキサンドライト

1987年に突然、ミナス•ジェライス州で3ヵ月間に50キログラムという大量の産出されました。

透明度が高く、太陽光線や蛍光灯下ではブルーが強めのグリーンをしています。それが白熱電球下では、赤紫にはっきりと変わります。

どんな時代にも魅了し続けてきたジュエリー

ルネ•ラリック冬景色のペンダントフランス 

ルネ•ラリック冬景色のペンダント

1898年(アール•ヌーヴォー)エナメル、ガラス、パール、ゴールド

作者の別荘のあるパリ郊外でクレールフォンテーヌの風景を描き1900年のパリ万国博覧会で絶賛された作品です。

近代ヨーロッパ美術が雪景色の美しさに目を向けたのは日本美術であり、この作品などもラリックのそうしたジャポニズム(日本趣味)の枠を示しています。

ルネ•ラリックシルフィードのブローチ

ルネ•ラリックシルフィードのブローチ

フランス 1900年(アール•ヌーヴォー)ダイヤモンド、エナメル、ゴールド

シルフィードは空気の精。

シェイクスピアの戯曲やショパンの曲を翻案したバレエの題材にもなり、端麗な女性の美称ともなっています。

長の羽根と魚の尾を持つ乙女の裸身を典雅に描いていますが、虫や魚といった題材を好んで描くのもジャポニズムの特徴です。

ルネ•ラリック バンジーのブローチ/ペンダント

ルネ•ラリック バンジーのブローチ

フランス 1899~1901年(アール•ヌーヴォー)エナメル、ゴールドダイヤモンド

女性をゴールドにエナメルで配し、その下部を大聖堂の窓を思わせるブリカジュール技法で飾るラリック芸術の到達点。

縁飾りにちらしたダイヤモンドがラリックのキャンパスしてのブローチを華麗に彩っています。

美術革命

19世紀、「古くて新しい美学」を探求する近代ヨーロッパに衝撃を与えたのが、東洋美術との出会いでした。

前世期のロココ時代から各国宮廷で愛好されていた中国美術に続き、万国博覧会に湧くヨーロッパで立て続けに紹介された日本趣味が、ジャポニスムと呼ばれた日本趣味の大ブームを引き起こしました。

従来の西洋美術では添え物に過ぎなかった鳥獣や草花が、主役へと変貌しました。ラリックのジュエリーもこのジャポニズムの衝撃がなければ、生まれることはなかったでしょう。

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