ROUND BRILLIANT DIAMOND
ラウンドブリリアント•ダイヤモンド(無処理)
原石とカット
ダイヤモンドの原石には、多種多様な形•色•品質があります。
宝石用の原石を三つに大別にして取り上げました。原石の善し悪しがカットされたダイヤモンドの〝美しい輝き〟の決めてになっていることがわかります。
ソーヤブル

二つのピラミッドを合わせたような正八面体の原石です。
ロシア、ナミビアの鉱山から多く産出されます。全宝石用原石の10~20%しかありません。大きさにかかわらず貴重なものといえます。
メイカブル

形がまちまちなので、一つひとつの原石の形に対応して研磨されます。
現在、小粒のメイカブルは、中級品の素材です。小粒主にインドで研磨されています
ニナー•ジェム

透明度に欠け、大きな炭素の黒点(カーボン)や亀裂の多いものがほとんどです。美しさは今ひとつで低価格のジュエリーに使用されます。
ジュエリーの美をすべての人々の魂に
ジュエリーの真価は人々の忘却の淵に沈んでしまいました。
古来、神の威光や自然の驚異の象徴として敬られ、高貴なる者の威厳や誠実なる人間の真情の証とされていたジュエリーが近現代では、単なる装飾品や贅沢品と誤解され、その美の本質を見失われてしまったからです。
人は今こそ、この至高の美しさを思い出さなくてはならない、ジュエリーの美しさを復権させることこそが、私たち自身の未来を照らし出すことに他ならないと思うのです。
byアルビオンアート代表 有川 一三
どんな時代にも魅了し続けてきたジュエリー
カラード•ダイヤモンドのブローチ/ペンダント

1925年(アールデコ)カラーダイヤモンドプラチナ
パリで1925年に開催された装飾美術博覧会の象徴となった噴水を、ダイヤモンドの光輝のシンチレーション(またたき効果)で表現、様々な色彩のナチュラルカラーダイヤモンドの光輝が見る者を圧倒します。
シュトラウス、アラール•エ•メイエシノワズリのブレスレット

フランス1925年(アールデコ) ルビー、サファイヤ、ダイヤモンド、プラチナ
パリで最も成功を収めたアールデコ•ジュエリー工房の作品です。
シノワズリ(中国趣味)を特徴とし、中国の陶磁器や漆器の絵柄を宝飾化した様式で異国情緒を誘いました。
ジャルディネット(花籠)のブローチ

フランス 1925~30年頃(アールデコ)ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、プラチナ、エメラルド
ジャルディネット。イタリア語で「小さい庭(リトルガーデン)」を意味します。
フランスを中心にヨーロッパは「花」が、ありとあらゆる芸術領域で流行りました。